他のクロカンモデルではできない”カニ走り”が可能。フランス軍用車アルクスの最新SUVモデル・スカラビーがとんでもなく凄い件【動画有】
フランスからとんでもない軍用SUVが登場だ!
フランスの軍用車製造メーカであるアルクスが、全く新しい軍用SUVモデル・スカラビー(Arquus Scarabee)を世界初公開しました。
新型スカラビーは、730式軽装甲機動車の後継機候補として開発された軍用車両で、合成素材やアルクス独自の製法を採用することにより、弾丸や爆発といった攻撃に対しても高い防御力を得ている一方、そういったことを前提に最も力を入れたのが高速走行やハンドリングと言われています。
このモデルは、近未来型の軍用型車両で、車幅2,500mm以上ある大型SUVモデルありながらも、世界初の四輪ステアリング(4WS)を採用。
これにより、どのような悪路においても後輪と前輪を対の方向に舵を切ることのできる非常に小回りの利く一台となっていて、軍用車特有のノロノロとした走りを解消した先進車両でもあるとのこと。
スカラビーの得意技は”カニ走り”
しかも、上の画像のようにカニ走りも可能となっているため、悪路だけでなく狭い道や複雑な道においても車体を自在に変化させながら走破することが可能となっています。
パワートレインについての情報は非常に限られていますが、元々はボルボの傘下に当たるメーカでもあるため、品質の高いボルボ製ディーゼルエンジン+電気モータのハイブリッドシステムを搭載することにより、システム総出力は400hp以上を発揮。
敵地に接近したい場合や後ろからの攻撃に集中したい場合は、電気モータのみでの走行も可能となっているので、軍用車特有の大きなエンジンサウンドを一切発生させず卑怯な不意打ちも可能となっています。
ドアハンドルが無いのはどうして?
サイドから見てみると、まぁデカイこと何の。
完全にステルス戦闘機のようなスタイルを持ちますが、サイドドアは実用性も加味してスライド式を採用。
悪路や狭い道を走ることを前提としているので、そういった狭いところでもスライドドアの利便性を活かすことで問題なく乗降りが可能となります。
なお、外側にはドアの取っ手がありませんが、これは接近してきた敵からドアを開けられないように工夫しているとのことで、専用のリモコンが無いと外から開けられないようになっています。
そしてトップルーフにはお決まりのレーダーと機関銃も。
中距離型ミサイルランチャーも搭載可能とのことで、その場に適した兵器を使用できるのもこの個体の魅力かもしれません。
【Scarabee Arquus 4×4 wheeled reconnaissance armored vehicle TechnoDay France French defense industry】
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Reference:CARSCOOPS